縄文からの甘味料
ツタ(蔦)ブドウ科ツタ属 つる性の落葉性木本
この樹液を日本では古来から甘味料として利用していたそうです。
『 アマヅラ』(甘葛。葛はツル性の植物のこと)と呼ばれ、 清少納言 の『枕草子』にも、
”削り氷にあまずら入れて…”と、
かき氷にかけて食されていたことが描かれています。
何年か前にこのことを知ってから、もうずっと体験してみたかったのですが、昨日参加した講座でのお昼ご飯で、思いがけず叶ってしまいました!
これがツタのつる。ほそーい、ゴボウにみたいです。
片方から吹くと反対側から、樹液が出てきます。
舐めると、ちゃーんと甘い!
太いツルじゃないと採れないのだろうとか、もっと難しく考えて試さないままでしたが、細いものでもこんなふうに十分体験できました。
これは、子供と一緒にやったらテンション上がるだろうなぁ。
この甘い樹液は冬にしか採れないらしいです。
寒さから身を守るために、凍結しないよう糖度をあげるのでしょう。
この優しい甘さは、生きのびるための仕組みなのですね。
だけど、それを発見した縄文人もすごいですよね。テンション上がっただろうなぁ。
ちなみに下の写真はキヅタ。
似ているので混同されますが、こちらは科も違いアマヅラは取れません。