縄文からの甘味料

 

ツタ(蔦)ブドウ科ツタ属 つる性の落葉性木本

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この樹液を日本では古来から甘味料として利用していたそうです。

縄文時代貝塚の中から出土されており、この頃から甘味料として利用されたと思われる。 

アマヅラ - Wikipedia

『 アマヅラ』(甘葛。葛はツル性の植物のこと)と呼ばれ、 清少納言 の『枕草子』にも、

”削り氷にあまずら入れて…”と、

かき氷にかけて食されていたことが描かれています。

 

何年か前にこのことを知ってから、もうずっと体験してみたかったのですが、昨日参加した講座でのお昼ご飯で、思いがけず叶ってしまいました!

kusatoki.hatenablog.com

 
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これがツタのつる。ほそーい、ゴボウにみたいです。


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片方から吹くと反対側から、樹液が出てきます。


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舐めると、ちゃーんと甘い!

 

太いツルじゃないと採れないのだろうとか、もっと難しく考えて試さないままでしたが、細いものでもこんなふうに十分体験できました。

これは、子供と一緒にやったらテンション上がるだろうなぁ。

 

この甘い樹液は冬にしか採れないらしいです。

寒さから身を守るために、凍結しないよう糖度をあげるのでしょう。

この優しい甘さは、生きのびるための仕組みなのですね。

だけど、それを発見した縄文人もすごいですよね。テンション上がっただろうなぁ。

 

 

ちなみに下の写真はキヅタ。

似ているので混同されますが、こちらは科も違いアマヅラは取れません。

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