毒だって食べたくせに
身近なところでも見かける、つる性の植物です。
下のエビヅルがブドウ科”ブドウ属”なのに対し、ノブドウは”ノブドウ属”
エビヅルより分類学上ブドウと遠く、そのせいか、いかにもブドウっぽい食べれそうな名前なのに、食不適とされています。
でも、なんといってもノブドウの魅力は、自然物であることを疑ってしまうほどの美しさ。
ブログやツイッターでいろいろな草花遊びを紹介してくれるinoriさんは、ノブドウでブレスレットを作っています。
ほかにもセンスのいい、感動ものの作品がいっぱいのinoriさんのブログは本当に必見!
ぜひぜひご覧になってみてください。
ついでに…
inoriさんの本名は相澤悦子さんとおっしゃって、本も去年出されています。
ノブドウは名前といい、姿といい、みなさん「これ、食べれる?」とお聞きになります。でも、毒ではないものの、残念ながら美味しくないようです。
” ないようです”って曖昧ですが、実は味見したことがありません。毒の実だってたべちゃったくせにですよね。
なぜかというと、
この美しい実の中には… 虫が棲んでいることが多いらしいのです。
Wikipediaには以下のようにあります。
白い実は本来の実であり、青色や紫色の実は虫が寄生している寄生果である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6
”虫が寄生する”ことで青や紫に色づくとの情報もあります。
と、いうことは、ブレスレットの中にも⁈
でも、さらに色々調べてみるとそれもまた不確かで、様々に色づいた実を切ってみたけれど、虫らしいものは出てこなかったとの報告もありました。
また、特筆すべきは、このノブドウ、薬効が凄いらしくて、焼酎に漬け込んで薬酒にされ、根強いファンも多いようです。
ノブドウは別名ウマブドウと呼ばれるのですが、『私の惚れた薬草「ウマブドウ」』とHPも作り、栽培までして長年愛用していらっしゃるかたもいます。
効能もいろいろあるようです。
本もあります。以前図書館で借りましたが、一冊まるまるノブドウ。これほど支持されている薬草もそれほど多くないのでは。
自分でできる薬草ウマブドウ健康法―肝臓病、胃弱、不整脈、リウマチ、神経痛、疲労…に驚きの効果
- 作者: 村上昌久
- 出版社/メーカー: リヨン社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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薬草名としてはウマブドウで通っていることが多い印象です。 Amazonでウマブドウで検索してみると、色々な商品が出てきます。
きれいなだけじゃない。薬効もすごいらしいノブドウ。
ぜひぜひ利用したいところ。
ですが、虫が…気になっていまだに踏み切れないでいます。