my七味はmyルーツの味でした
月に一度の理恵子先生のハーブ教室。本日のメインは、”my七味”づくりでした。
先生はこの講座を色々なところで開かれていて、毎回大好評だとウワサに聞いています。
「七味?材料混ぜるだけじゃないの??」いやいや、その人気には訳がある!
ずらっとテーブルに並べられた、色とりどりの薬味や香辛料。その数14種類。
唐辛子、山椒、けしの実、麻の実、ゴマ、生姜、青のり、えごま、クロモジ、ヤブニッケイ、シソ、ミカンの皮、ユズ、亜麻仁。
かたいものは軽くすってから合わせます。
亜麻仁(あまに)をすりつぶしているところ。
亜麻という植物の種子ですが、薄い皮をかぶっているので少しつぶしてあげたほうが、香りも栄養吸収率も高まります。
ちなみに亜麻の茎からはリネンがつくられます。(現在の日本で流通している麻製品のほとんどは亜麻から作られているそう)
毎回出してくれる、テーマに沿ったお茶も楽しみ。
今回は”身体をあたためる作用のスパイスを活用する”がテーマで、スパイスから作るチャイでした。
カルダモン、シナモン、ジンジャー、クローブを煮出して、紅茶と牛乳を入れます。
このスパイスを常備しておいたら、冬の寒さが、むしろ愉しみになるかも。
七味唐辛子発祥の地、江戸の日本橋薬研堀(やげんぼり)町は当時、医者や薬問屋が多く、この地で漢方薬をもとに生薬を組み合わせた七味唐辛子が売り出され、やがて日本全国に広まっていきました。
東京、京都、長野にある七味三大老舗では調合するものが違い、味やかおりに個性があります。
東京のものはピリリと辛く、濃い口の醤油味に合うブレンド。
それに対し、京都のものは風味を大切にした薄口に合う、香りの良い薬味が多く使われています。
出来上がりも、参加者それぞれ好みがでます。
東京出身のわたしのものは、濃い味文化が根っこにあるのか、他のかたより唐辛子が効いたものになりました。
早速、水炊きで食べました。作りたては、香りも辛みもやっぱりフレッシュ。
けしの実、麻の実、亜麻仁もたっぷり入れたので、 辛みだけでなくコクがあるのもmyブレンドのポイントです。美味しい!!
これだけの素材を個人でそろえるのは大変だし、参加者同士で味の違いをくらべっこしたりするのも楽しかったです。
これは七味づくり講座にリピーターが多いのも、納得なのでした。