センブリが見頃です

 

水曜日、七味づくり講座に行った午前中に、『みらくる園』のお手入れに参加しました。

みらくる園は昔の姿を残す草地で、この辺では今では珍しくなってしまった草花たちが自生しています。

 

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センブリ(千振)リンドウ科

ドクダミゲンノショウコと並ぶ”日本の三大民間薬”

各地で絶滅危惧種とされていて、ここでも一度は絶えかけたそうですが、小さな芽をみつけては目印をつけるなど大事に保護してきました。

今年は花付きもよく、元気に咲き始めました。


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その昔、布に薬草を入れて湯の中で振って成分を抽出していた頃、「千回振っても、まだ苦い成分が出てくる」ことから名づけられたとか。その名の通りとても苦味が強く、最も苦い生薬(ハーブ)といわています。

効能は健胃整腸のほか、育毛増毛にも効果があるそうです。

 

試しに噛んでみると、ずーっと口に残るほど苦い。

でも不思議なことにお手入れに参加していた中には、ほとんど苦みを感じないかたもいました。

 joumon.main.jp

縄文学校が管理する『みるくる園』は事務局に連絡をすれば、どなたでも見学ができます。

年間を通じて、絶滅危惧種を含む何種類もの草花が入れ代わり立ち代わり可憐な姿を見せてくれるので、お花好きのかたはぜひ足を運んでみて下さい。