2020年かなり嬉しかったこと

 

 

 

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トウネズミモチ

白い花が咲いて、小学生の頃この木に集まるキバチと呼んでいた刺さないハチを採って遊んでいました。

 

漢字では“唐鼠黐”

中国原産で日本へ渡来したのは明治初期だそうですが、このあたりで目につくのはこればかり。

 

もちろん佐鳴湖公園でも。

 

あまりに繁殖力が強いため、「要注意外来生物リスト」に載せられてしまいました。

 

 

お手伝いしている佐鳴湖の野草観察会のとき、先生も在来のネズミモチトウネズミモチの見分け方を話しても、実際に見比べてみることが出来ませんでした。

 

ところが、ある日!

園路でふと見上げると!!

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ツツジの植え込みの中から、気になる雰囲気の実生の木を発見

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これはもしや…

在来のネズミモチでは?!

 

 

喜び勇んで先生に報告したところ

「違いますね。これもトウネズミモチ。」と…

 

 えー、でもー

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ほら、片方は細い葉脈(側脈)が透けてないし、もう片方はばっちり透けている。

実の形とか他の見分けポイントからしても、やっぱりネズミモチ。と思う。

 

納得できない。

それに、これがそうだったら、観察会のとき実物で見比べてもらえるし!

先生には悪いけど、簡単には曲げられないぞ。

 

それから調べて調べて、そしてSNSの植物グループで質問して。

 

それでですね、結局ね、晴れてね

やっぱりね、ネズミモチだったんですよ。これが。

 

と、まあ

一般的には珍しくもない植物の、一般的にはどうでも良い話でした。

だけど、これが去年のベストテン入りする嬉しい事だったんです。これでいいのだ。

 

さぁて、今年もちっちゃく、ちまちまと植物の世界をジロジロワクワク覗いていきますよ〜!