鶏肉がカシワと呼ばれるわけ
カシワの葉が紅葉していました。
緑、黄色、赤、茶色とグラデーションになっているのが印象的。
調べているうちに、鶏肉のことを関西などで”かしわ”と呼ぶのは何故か?という解説がありました。
もともとは、”かしわ”と呼ぶのは黄鶏 (褐色の羽色の名古屋コーチンなど日本在来種のニワトリ)のことで、そこから広く鶏肉をかしわと呼ぶようになっていったとのこと。
いくつか説がありますが、黄鶏の”羽の色が柏の紅葉の色と似ているから” が、有力のようです。
そこで、名古屋コーチンと改めて見比べてみると…
本当!
羽の色が赤や黄色っぽい茶色や緑です。
この取り合わせを一枚の葉に色が混在する、柏の紅葉に見立てたのでしょうか?
獣肉を隠語で呼ぶようになったのは江戸時代からだそう。
その頃の人も「カシワの紅葉はカラフルだなぁ」と思ったのかもと、時間を超えて気持ちがシンクロしたようで、なんだか嬉しくなりました。
どうしてお肉を植物の名前で呼ぶようになったかは、こちらのサイトに詳しく出ていました。