冬のみちくさラボ
一段と寒くなりました。体調不良です。無理のきかないお年頃です。
でも、ブログ100日連続投稿は頑張る!
とりあえず始めた『百の行』。その向こうには何があるのでしょう。
なにか見えてきた気がする。現在、七七日目。
昨日、のど飴講座のあと、みどり~なを散策しました。
園内は紅葉が美しく、大きなカメラで撮影しているかたもいました。
真似してわたしもスマホで撮ってみましたが、曇天のせいかうまく撮れません。
全然だめ。もっとずっと綺麗なのに。
がっかりしてうなだれた、その先に…
フユノハナワラビを発見。
冬に伸びる胞子葉が花のようだというのが名前の由来です。
『フユハナワラビ』ではなく『ノ』が入っているところがセンスいい。
最初から今まで/ SAISHOKARA IMAMADE - Ryu - 冬のソナタ/ FUYU NO SONATA
ドラマは観てないのですが、『冬の』って響きにはロマンチックな魔法があります。
手あたり次第つけてみたらどうだろうか。
フユノハナワラビは秋に葉を出して冬を越し、初夏に地上部が枯れます。「冬緑性(とうりょくせい)」と言いますが、シダでは珍しいです。
すくっと立った花のように見えるのは胞子をつけた葉。
沢山ついている黄色いつぶつぶが胞子嚢(ほうしのう)で、中に胞子が入っています。
こんなにたくさん見たのは初めてです。
ちなみに食べて食べられなことはないようですが、土臭さがあって美味しくないようです。
漢方では「陰地蕨(いんちけつ)」と呼ばれ、全草を刈り取って干したものを煎じて腹痛や下痢の薬とするとか。
一緒にタイワンホトトギスが咲いていました。
色が派手なタイワンホトトギスも、このくらい小さいとすごく可愛い。
こんなに小さくても、ちゃんと花を咲かせるところが逞しさの証。
枯葉のあいだの可憐な姿は、春浅くに咲くカタクリの花に雰囲気が似ていました。
サザンカの花、紅葉とともに、本格的な冬到来の直前を彩っていました。