ホトケノザはよく見ると凄く面白い
本日は寒い時期から逞しく咲いている、ホトケノザを深堀りしてみたいと思います。
ホトケノザ シソ科オドリコソウ属
間違えやすいのですが、春の七草に数えられるホトケノザとは違うのでご注意を。
先日のハコベ塩の記事にもちょっとだけ登場しました。
手前の草がホトケノザです。
すり鉢でお塩と合わせているのはハコベで食用になりますが、ホトケノザは微毒といわれ一般的には食不適とされています。
「仏の座(ホトケノザ)」という名前は、茎を取り囲むようにつく葉を仏さまの蓮華座に見立てたことから。
葉っぱの蓮華座に立ってる立ってる。
でもちょっと、仏さまの数、多すぎませんか⁈
なんだか、とてつもなく有難く見えてきました。。。
春浅い田んぼや畑には最近はレンゲにかわって、ホトケノザが群生しています。
そういえばレンゲも漢字で『蓮華』『蓮花』と書き、蓮の花に似ているというのが名前の由来です。偶然にも繋がっていますね。
ホトケノザのような、筒状の花びらの先が上下の二片に分かれ唇のような形をしたものを『唇形花(しんけいか)』といいます。
上唇には短毛がびっしり生え、下唇は2裂し濃い紅色の斑点があります。
この斑点は虫に「この奥に蜜がありますよ」と知らせるサインです。
拡大してみたら、ポサポサした毛をはやした上側の花びらが、ツボミのときはこんなふうにかぶさっていました。
人間にすると、こんな感じかな。
ホトケノザの面白さ、次回に続きます。