金柑と遠州灘の関係

 

金柑の甘煮を作りたいと母に頼まれ、りっぱな実をもらってきました。

 

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一口にキンカンといっても種類があり、広く食用とされているのはニンポウキンカンというもので、Wikipediaにはこんな歴史が載っていました。

日本への渡来は江戸時代の文政9年(1826年)のこと。現在の中国浙江省寧波(ニンポウ、当時・清)の商船が遠州灘沖で遭難し清水港に寄港した。その際に船員が礼として清水の人に砂糖漬けのキンカンの実を贈った。その中に入っていた種を植えたところ、やがて実がなり、その実からとった種が日本全国へ広まった。

 浜松が面する遠州灘と縁が深い植物だったのですね。

 キンカンには、この歴史に由来して「感謝」という花言葉がつけられています。

 

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もらってきたのは実が随分大きく、ニンポウキンカンではなさそうです。

調べてみたら大実金柑というもので、どうやら観賞用らしく酸味が強く生食には向かないよう。

でも、甘露煮にするので問題ないでしょう!


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キンカンは、なんといっても皮ごと食べれる果物なので薬効が期待できます。

「ビタミンC」レモンと同じくらい含有。
「ヘスペリジン」ビタミンCの吸収を良くして、毛細血管を強くする働きがある。血中コレステロールを改善し、血圧上昇を抑制し、動脈硬化を予防する。抗アレルギー作用や、発がん抑制作用がある。

「カルシウム」丈夫な骨や歯をつくり、神経の緊張や興奮をしずめるはたらきがある。

「β-クリプトキサンチン」発ガン抑制物質といわれる。

「シネフリン」咳止め効果


他、βカロテンやビタミンEも多く含んでいます。

 

cookpad.com

それに、この大きな実のキンカンには”長寿金柑”という別名もあり、何かと健康が気になる母へはぴったりかも。

たくさんいただいてきたので、私は金柑酒にしてみようと思っています。