天竜の大カツラ
みちくさ遠足レポート続き。
午後は巨木に会いに百古里からさらに奥へ。
車で細い山道を進みます。
それからまた山の奥へ奥へ歩いて、
姿をみせたのは…
巨大なカツラの樹。
何本も集まっているように見えますが、一本の樹からの”ひこばえ”です。
”ひこばえ”とは、切り株や根元から生えてくる芽のことで、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」といいます。
カツラは巨木になるにしたがい、ひこばえの数を増やしていきます。
もし主幹がなにかで弱ったとしても、ひこばえというバックアップがあるので、樹全体は枯れずにすみます。それで、カツラは長生きなのだそうです。
巨木の迫力は撮るのが難しい。
その姿は異様でありながら、神々しく、
あらわした瞬間、心臓を掴まれるような衝撃がありました。
画像を振り返っていて、ふと、サグラダ・ファミリアみたいだなと思いました。
巨木には意外にカツラが多いと読んだことがありましたが、その姿は想像をずっと上回るものでした。
普段、街路樹や公園でよくみかけるカツラは、まあるいハートの葉っぱといい、優しい印象なので。
連れてきてもらわなくては絶対みれなかった。
青々とした葉の頃、甘い香りの黄葉の頃。叶うなら、ぜひまた訪れてみたいものです。