スター誕生

自然観察会のとき神保先生が、さりげなく取り出した一枚の葉っぱ。

「匂いを嗅いでみて」

 

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「なんの匂い?」

参加者の皆さん、葉っぱを揉みもみクンクン。しきりに首をひねっていました。

うーん。知っている匂いだけど… なんだっけ??

 

これは、ハマベンケイソウ。

なんと、『生牡蠣の匂い』がする葉っぱなのです。東北より北に自生する植物で、先生が北海道ご旅行の際、採ってきたのだそう。

皆さんには「植物のくせに生臭~い」と不評でしたが、本当にリアルな牡蠣の匂いでびっくりしました。

 

と、なると、みちくさラボ的には調べずにいられない。これ、食べられる?!

 

ありました。ありましたよ!!情報が。

 

フランスでの暮らしを綴ったブログ【エスカルゴの国から】より引用させていただきます。

最近のシェフたちに注目されている食材なのだそう。

 生で食べても良いし、魚料理などに加熱しても使える。さらにビネガーにつけて保存もできるのだそうです。

https://otium.blog.fc2.com/blog-entry-2176.html

 

ハマベンケイソウ(浜弁慶草、学名:Mertensia maritima subsp. asiatica)

メルテンシア・マリティマ (Mertensia maritima)は、一般にオイスターリーフ、オイスタープラント、シー・ブルーベルズと呼ばれていて、ハマベンケイソウはそれを基本種とする亜種。(学名のsubsp. asiaticaの部分が亜種を表していてアジアの意)

 

海岸の砂地や礫地に生育するのだそう。それで海のにおいがするのかな⁈

 

 動画も見つけました。
後半で種、根っこ、発芽の様子まで撮影されていて、詳しくわかります。


ハマベンケイソウ  撮影地:青森県津軽半島

 

咲き始めと色がかわっていくのですね。本当に美しい花。

しかも食べれるなんて。これはもう

「おい!スターだな‼︎」と声をかけたくなります。

オイスタープラントだけに。

 

では… 美しい花姿でお口直しを

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 ネットで購入できるけど、浜松の気候だと育てるの難しそうですね。

  寒い地方の花って青系が多い気がするのですが気のせいかしら。紫外線量とか関係あるのかな?