キングダム

 鳥がついばむ実でもなく。どうやって、四階のベランダまでやってきたのか。

プランターのあちこちで線香花火がはじけている。

 

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 ハゼラン(爆蘭) ハゼラン

花の咲く様子が、線香花火の小さな火花がはぜているようだからと名づけられたとか。

別名
サンジソウ(三時草)
サンジカ(三時花)
ハナビグサ(花火草)
米花蘭
サンジノキコウシ(三時の貴公子)
ホシノシズク(星の雫)
エドノハナビ(江戸の花火)
ヨヨノホシ(夜々の星)
オシンソウ(おしん草)
星月草
三時の天使

 

午後三時ころ咲くので、そう名前にもつけられていることが多いですね。

他にずいぶん沢山の美しい響きの名前があるので、園芸でも愛されてきたことが伝わります。

 

米原産で日本には明治時代に観賞用として持ち込まれましたが、今や雑草化しています。

地上部は華奢な印象ですが、掘り起こすと丈夫な根っこを持っています。多年草で、細か~い種をいっぱいつくって、しかも、発芽率もいいときて…

今年のベランダはハゼラン王国です。

 

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こんなコンクリートの隙間にも。

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近縁種 (同種とされることも) の『サンカクハゼラン』は、沖縄では”シビラン”と呼ばれ、野菜として栽培されています。

 沖縄クリップという沖縄観光情報サイトに、レシピとともに詳しくでていました。

http://okinawaclip.com/ja/detail/1665

 

このあたりのハゼランは食用として栽培はされていませんが、若杉ばあちゃんの本に、食べられる野草として載っていました。

野草の力をいただいて 若杉ばあちゃん食養のおしえ

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ちなみに、あさって10月3日の誕生花です。
花言葉は 『真心。永遠にあなたのもの』

 

…これから先、我が家のベランダは永遠にハゼラン王国なのでしょうか。

頑張って、食べて減らすかな。