実はすごかったアオギリ
中国南部・東南アジア原産。街路樹や庭に植えられていることが多いですが、沖縄では自生しているそうです。桐に葉が似ていて、幹が緑色なのでアオギリ。
初めて実物をみたとき「枯れた葉っぱを枝先に沢山つけて、この木元気ないのかな?」なんて思っていました。
でもこれこそ、ずっとずっと探していた木だったのです!
なぜ、ずっとずっと探していたかというと、図鑑のすみっこに ”実は炒って食べれる” とあったから。
食べてみたい。。。その一心で探していました。
珍しい木ではないけど、なぜか実がなっていなかったり、実っぽいものがついてるー!と思っても、車に乗ってて通り過ぎてしまったり。
枯葉じゃなかったー!
種は原産地の中国では古くから食用にされ、戦争中には炒ってコーヒーの代用品にしたという話もあります。
梧桐子(ごどうし)と呼ばれる生薬として用いられ、胃痛、下痢の薬効作用があるとか。しかも、ピスタチオみたいなお味で美味しいそうですよ! 美味しい胃腸薬最高。
本当、面白い形。
なんなんですか、これは。
ボートのふちに種子が乗っています。
このボートひとつひとつが、くるくる回りながら落ちていきます。
でも、風だのみにしては重いんですよね。もともとは水辺出身で川におちて運ばれるようにボートの形になったのか⁇⁇
中国では鳳凰が住む神聖な樹ともされているんですよ。それにもびっくり。そんなに冴えた感じでもないのに。
日本で桐を紋章に用いるようになったのは、神聖なアオギリとキリとを混同したらしいです。