年の締めくくり 火祭り
絶滅危惧植物の保全活動でかかわっている縄文楽校の、毎年恒例、火祭りの日でした。
来年に大きなイベントがありその話し合いが主で、火祭りはミニバージョン。
風もなく暖かくてお庭が気持ちよい日でした。
奥の畑の入り口にはタラノキがあり、春になると食べきれないほどタラの芽がとれます。
思い出したら、来年のテンプラがもう楽しみになってきた。
タラノキの実はなんとなく意外ですが液果で、なかからプチュっと果汁が出てきます。
タラジュース!
もちろん味わってみましたー♪
みんなが来て嬉しい甚五郎。
オノやらナタやら、コレクションを持ってきてくれたかたがいました。
和斧には三本や四本の線が入っているのが、洋斧にない特徴です。
これには信仰的な意味があって、三本の線は「ミキ」で「神酒」を表し、反対がわの四本の線は「ヨキ」で「四気」(又は 「四大」)を表しています。
四気とは、太陽・土・水・空気…木を育てる気のこと。
四大は地水火風のこと。
また、斧を "よき" と呼ぶのもこのことに由来しています。
命を使わせていただくことへの感謝と、伐採の許可、作業の安全を祈ったのだそうです。
特大ノコギリも登場。すごい。
大木を板状に切り出すのに使われていたそうです。
こんなに大きいノコギリ、どのように使うのかと調べてみると、北斎の絵にその様子が描かれていました。
江戸時代後期の「木挽」たちの仕事姿(葛飾北斎『富嶽三十六景』の「遠江山中」、1830年ころ)
こわい… そして、下で海老ぞりになって作業している人もいて、大変な重労働だったことが伝わります。。。
豚、マトン、アサリ、根菜がどっさり入った手づくり味噌味のスペシャル豚汁(?)があったり。
ひきたて豆のハンドドリップコーヒーがあったり。
みんなが持ち寄った美味しいものと、おしゃべり。
無事年末をむかえる感謝と、また良い一年を願うのにぴったりの、ゆったりとした午後でした。