植レポ (植物関係食レポ)
水窪で買ってきたとちバターを開けました。
昭和元年からつづく、小松屋さんのものです。
水窪は浜松駅から車で約一時間半くらいの浜松最北の町。温暖な静岡県における数少ない豪雪地帯です。
でも、古くから宿場町として栄えただけあって、どこか文化の香りがする開けた印象の町でした。
小松屋さんではいろいろなトチの実をつかったお菓子が置いてあります。
伝統的なとち餅だけでなく、創作洋菓子も沢山!商品開発のたゆまぬ努力がすごいです。
どれもこれも食べたい。そして、どれもこれも美味しい~
この一枚板のテーブルは、きっとトチノキですね。
いろいろ賞をとってらっしゃいます。
ブログを拝見したら、今年の5月に農林水産大臣賞も受賞されていました。
これがトチの実。形は栗に似てるけど…
栗と違って、えぐみが強く、食べれるようにするにはとても手間がかかります。
アク抜きの工程が紹介されていましが、1か月もかかるそうです。
とち餅をつくお人形。
やっと食べれるとこまできてニコニコ。
とちプリンとか、とちガレットとか、クリーム入りとち餅とか色々買ったのに。
写真も撮らずに、一心不乱に食べてしまいました。。。
さて、唯一とってあった、とちバター。
少し茶色がかった色味で、とちの独特の風味がします。
メープルシロップより深くて、黒砂糖より柔らかい、香ばしい香り。
バターなのに、しつこくないので塗るというより、固まりのまま乗せてゴンゴン食べたい。
水窪に遊びに行ったとき、小松屋さん近くにあるライオンカフェの栗田さんがオヤツをだしてくれて、こんがり焼いたあんぱんの上にとちバターを乗せてくれました。
これがめちゃくちゃ美味しい。
そうだ。明日、おやつそれに決定!
店先の小さなトチノキ。
佐鳴湖上段の公園にも大きい木がありますが、おおらかで明るい印象の木です。
トチノキの穏やかな木陰は、お気に入りの場所です。