浜松の巨木 その2

 

本日、令和二年一月五日は『はつかゆ』の日でした。

昨年は一月八日。

 

いやー、来てしまいました。

『初痒』

早くもスギ花粉症です。

毎年毎年、もしかして今年は突然治っていたりして!なんて淡い期待を抱くのですが、今年も駄目でした。

 

と、

そんなことばかり言っているとスギが嫌いになってしまいそうなので、浜松の誇る素晴らしい杉をご紹介します。

 

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大光寺の春埜杉(昨年4月撮影)

推定樹齢1300年。

大光寺の開山は、養老2年行基菩薩が山頂に庵を開いたことが始まりとされていて、この杉は行基菩薩お手植えと伝えられています。

 

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門の向こうに見える大きな黒い影が春埜杉です。

 

養老2年といえば西暦718年。

奈良時代が始まったばかり、古事記日本書紀が完成したころです。


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写真でもこの迫力。

実際に行った人からは「鳥肌が立った」とよく聞きます。

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大光寺は春埜山山頂にありますがずっと車で行け、

駐車場近くからはこんな景色が見渡せます。

 

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奈良時代から令和まで、一本の大樹が時を貫いている。

見上げているうちに時間軸がゆらゆらと薄くなり、宇宙空間に放り出されたような、不思議な感覚がしました。

 

道中が詳しく案内されているサイトがありました。

ぜひ一度、春埜杉を感じに行ってみてください。

 

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