ヤツデは変わったヤツでして

 

ヤツデの未熟な実にハエがたかっていました。

ハエ…

ちょっとあれなんで大きくは載せませんが、何匹もきて賑わっていました。

 

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モカワならぬ、キモフシ(気持ち悪いけど不思議)

ハエはそこで何をしているんだ??

 

家に帰って調べてみると、ヤツデはなんと『ハエ媒花』!

つまり、ハエに受粉を手伝ってもらう花だったのです。

えー!オドロキ!!

 

 

でも、花らしいものはついてなかったけど…と、またまた不思議に思って調べると、

 

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これ!

未熟な実だと思っていた、これが雌花だったのです。

え?!えーー!!またまたオドロキ。

 

しかもヤツデの花は途中で性転換をするんです。

 

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これが雄性期の姿。

このあと、花弁や雄しべが落ちて、頭に毛が3本のQ太郎みたいな(ヤツデは5本だけど)、雌性期、つまり雌花になるのです。

 

 

真ん中のクリーム色のところから柿の実より甘い蜜が出ていて、ハエたちはそれを舐めにきているんですって。

 

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画像粗くなるけど、しつこく拡大。。。

だって、これが雌花だなんて!しかも甘いだなんて!!

 

身近な植物にまたまた驚かされてしまいました。

 

そうか。柿より甘いのか… 確かめてみようかな。

でも… ハエが舐めた後なんだろうなぁ… うーむ。