確かに。新蕎麦の季節だ。

 

改めまして、ワイヤープランツ実食編

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やっぱり、ちょっと他に見たことがない形。

じっくり見ればみるほど造りものみたいです。

直感的に食べれそうと思ったけど、口に運ぶのに躊躇してしまいます…

 

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まだ花が多いので、これから沢山実りそうです。


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不思議な形ですが、実はとても身近なタデ科

 

タデ科といって思いつくのは、

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お馴染みの、このイヌタデとか。

でも、ワイヤープランツと全然似ていないなぁ…と思ったのですが…

 

そういえば!

同じタデ科の『ツルソバ”の実が半透明で食べられる』と野草料理の本で読んだことがありました。

 

Wikipediaでツルソバをみてみると、

この画像、ワイヤープランツと似ていますよね⁈

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Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%90

 

ツルソバの種子も佐賀県唐津地方では”ヤマベントウ”といって、食べるところがあるとか。

 

 

もう一度、ワイヤープランツを簡易顕微鏡で覗いてみました。
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開く前の果実。


そして開いた実。

ツルソバや蕎麦と同じく、種子は黒色で三稜形です。
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下は蕎麦の実です。稜(角)が3つで、大きさは違いますが似ていますよね!

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ニュージーランド原産のワイヤープランツタデ科→ツルソバ→蕎麦

というように繋がり、なんだか感動しました。

 

さてさて、前置きが長くなりました。

お味のほうはというと…

 

やっぱりライチのようでした。ほんのり甘い。

種は邪魔にならず、噛むと少し青い、ブドウの皮のような香りがします。

果実が閉じているものはちょっとだけ渋くて、開いているもののほうが甘いです。

 

こんなに身近なところでドキドキ体験。

通り過ぎてしまう景色の中の小さな植物。

立ち止まって手に取って、じっくり観察して。また気づくことが沢山あります。